大学院医学研究院の今井 猛教授(五感応用デバイス研究開発センター 五感融合ホイール部門)の研究グループは,生後発達期に,匂い情報をつかさどる脳部位,嗅球に存在する僧帽細胞と呼ばれる神経細胞が,自ら正しい嗅覚細胞を選択し強化しながら,正しい匂いの情報の回路を作っていく仕組みを解明しました.今後,本研究で得られた知見が,新たな神経発達障害発症メカニズムの理解およびその治療法開発に貢 献することが期待されます.
本研究は,6/22(米国時間)米オンライン科学誌「Cell Reports」に掲載され,6/23西日本新聞 朝刊に『におい神経の「構築」解明』として掲載されました.