研究内容

味覚・嗅覚センサ部門

ヒトが感じる味を表現可能なセンシングデバイス技術の確立を行う.
さらに,嗅覚,視覚,聴覚,触覚といった他の感覚情報との融合技術を提案する.

心身の健康に資する食機能について,「おいしさ」の確保を前提として生体調節作用を分析化学的側面から追究する.

化学物質の発生・空間分布の計測技術を開発し,有用で価値ある化学情報を創出する.さらに,化学物質の構成や空間分布を制御することで快適で安全な環境を構築する.

 

感覚生理・医療応用センシング部門

味覚・嗅覚情報の受容・伝達・臓器連関・食調節機構を分子細胞生物化学,分子神経生物学と脳科学レベルで解明し,医療,健康科学,診断技術への応用を目指す.また、病気の匂いや匂いの受容体の同定を行い、疾病(特にがん)の新たな診断技術の開発および臨床評価を行う.

 

視聴覚部門

ヒトは環境を見出し,それに適応し,さらに新しい環境を作りだし,その過程において精巧な視聴覚の仕組みを発達させてきた.当部門では、我々がどのように音を聴き,物を見るか,知覚された事象や対象がヒトの社会においてどのような役割を果たすかを研究する.とりわけ「科学的根拠に基づくデザイン」を学際的分野として確立することを目指す.

 

五感融合ホイール部門

本センターの3部門(味覚・嗅覚センサ部門,感覚生理・医療応用センシング部門および視聴覚部門)における優れた研究開発技術を,孤立させることなく,有機的な連携・融合研究の促進し,五感応用デバイスとしての社会実装を目指す.

 

プロジェクト

 

プレスリリース